こんにちは。
前回に引き続き、強迫性障害についての記事です。
私は自分のことを、「心配性・時々強迫性障害」と名乗っているのですが、んじゃ、心配性と強迫性障害の違いってなんなの?
今回はその部分を語ります。
・強迫性障害とポジティブに向き合いたい
・心配性の人で「私って強迫性障害なのでは?」と考えている
という方はぜひご覧くださいね。
ちなみに、わたくし2020年、大厄+強迫性障害+新型コロナウイルスのトリプルパンチでした(泣)
良かったらご覧くださいね。
そもそも強迫性障害とは?
なかなか馴染みのない病名だと思うので、ご存じない方のために私の記事では毎回簡単な説明から入っています。
正直、「強迫性障害ってなんぞや?」って思いますよね。
なかなかインパクトのある病名だし、私も自分がなるまでは全く知らなかった病気です。
強迫性障害とは
現れる症状については人それぞれ違います。
詳しくはこちらの記事でまとめていますのでご確認くださいね。
↓↓
強迫性障害と心配性の違いって何?
ネット上などでたまに、「私は強迫性障害と診断されたことはないけど、確認行為はよくするし、もしかして自分は強迫性障害なの?」という声を耳にすることがあります。
前の章で書いた強迫性障害の症状の中に、戸締りの確認を何回もするという項目があるので、これを見ると「アレっ?」と思う方も実際多いと思うんですね。
戸締りの確認って誰でもするじゃん!って(笑)
でも、「私ってどうなんだろ・・・?今まで気付かなかったけど・・・」という人なら、それは強迫性障害ではないと私は思っています。
なぜなら、確認行為によって生活に支障が出ていないから。
今まで気付かないくらいなら、多分その人は生活に支障が出ていないはずです。
マジで確認が多すぎると、自分おかしいなって思いますから。(私はそうだった)
物理的におかしいって分かるのに止められない感覚なので、すぐおかしいって気付きます。
私は長年心配性でしたが、それまで生活に支障が出たことはありませんでした。
(強迫性障害の人がよく苦手と言われている車の運転も毎日普通にしていましたし)
しかし、一昨年くらいでしょうか。
いきなり心配事が多くなり、その後、「あ・・・私何かを超えたな」って瞬間がありました。
そこから私は強迫性障害になったんだと思います。
私は医療に関しては全くの素人なので、あくまで個人的な見解にはなってしまいますが、心配性と強迫性障害の大きな違いは、その症状によりあなた自身が困っているかどうか。
私は心配性の時代は全く困っていませんでした。
しかし、強迫性障害になってからは意味不明な考えに頭と心が支配されて、非常に困りました。
そこが大きな違いです。
心配性だった私が強迫性障害を疑った理由
思えば小学生の頃から心配性だった私。
なぜ病院に行くことになったかは、前の章を見ていただくと分かると思いますが心配事が多すぎて生活に支障が出たからです。
強迫性障害特有の、なんの根拠もない意味不明な考えに生活を縛られ非常に困っていたから。
例えば、家を出る前のガスの元栓やストーブの電源のチェックなどって皆さんもよくすると思うんです。(中には、全くしないぜ!っていう強者もいるかもしれないけど!笑)
よし!よし!って一つずつ確認をして、家を出る。
その後、予定通り用事をこなす、またはそのまま会社へ出勤できるならそれは普通の感覚です。
しかしこれが当時の私(強迫性障害の症状が酷かったとき)ならどうでしょう?
家を出る前に、よし!よし!と確認する。
・・・と、この時点でまず最初のつまずきが!
目で確認しているけれど、脳を一向にOKを出さないんです。
確実に元栓は閉まっているしそれが目にはしっかり写っているはずなのに、なぜか大丈夫って思えない。
本当に謎な感覚です。
脳が、「本当に本当に大丈夫かい〜?本当に元栓閉まっているの〜?」と意地悪な指令を出してくる感じというか(笑)
そんな意地悪な指令に頑張って歯向かいながら、なんとか家中のチェックを終え、やっと家を出られたとしても、外に出るとやっぱり気になってきちゃうんです。
本当に本当に大丈夫?(ノД`)
結局もう一度家に引き返し、一通り確認をし直します。
そうしているうちに乗る予定の電車を逃し、出勤時間もギリギリに・・・。
それが週に何度も何度も。
そう。
これが生活に支障が出るレベルの心配です。
もちろん、これはほんの一例なので強迫性障害の人全てに同じ症状が現れるということではありません。
いろいろ調べてみると分かるのですが、本っ当、人それぞれいろんな症状があるんですよね。
私の場合は他に、ホクロが怖くて怖くてたまらない時期もありました。
体のどこかにホクロを見つけると、「皮膚癌?!」と疑い、皮膚科で見てもらうまではずっとそのことで頭がいっぱいいっぱいになってしまうんです。
その頃は一日中、ホクロと睨めっこしてましたね(笑)
30オーバーですから、そりゃあホクロの一つや二つあって当たり前。
新規のホクロ(というかシミか?)だって珍しいものではないお年頃なのに、どんな小さなホクロにも敏感に反応してしまう。
しかも、最初はホクロだけだったのに、ついにはニキビ(吹き出物?)にまで同じような反応をするようになってしまって。
繰り返しになりますが、私32です。(笑)
シミや吹き出物が出来るたびに皮膚科に行っていたら、出費がヤバすぎる・・・!!!(ノД`)時間ももったいないしね・・・。
という、まさに生活に支障が出ている状態でした。
そして、私は病院に行きました。
強迫性障害は「自分が困っているかどうか」が大事
心の病気に関してどのタイミングで病院に行くか?については、様々な意見があると思いますが、私の感覚としては、
自分が辛いかどうか。
症状により生活に支障が出ているか。
この二つがとても重要。
実際に私自身が今、強迫性障害の症状には困っておらず自分自身で「辛い」と感じていないので、病院には行っていません。
もし今後、何かをきっかけにして再び症状が酷くなったとしたら、そのときはまた病院のお世話になろうと思っています。
要は、自分の気持ちが重要なんですよね!
「自分が困っているかどうか」
この感覚を大事に自分と向き合ってみてくださいね。
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